アメリカでは「財政赤字は問題ない」という新理論が話題になってます。
MMT(Modern Monetary Theory)
現代貨幣理論と呼ばれる考え方で
自国の通貨を発行して借金を返せばいい。
財政赤字は問題ではない。
という考え方・・・
・政府はいくらでも好きなだけ支出できる(変動相場制の場合)
・財源は心配無用
では、お金をどんどん発行していったらどうなるのでしょうか?
お金の価値が下がります。
お金の価値が下がるって?
1万円札を大量に発行し続けたら・・・
価値は紙くずになります。
なぜかと言うと!
例えば
なかなか手に入らないレアな物!
1/1,000,000の確率でしか手に入らないカードなど・・・
希少価値の高い物は値段が高くなりますが
そのレアな物が、大量に出回っていて
1/100の確率で手に入るカードなら
希少価値は下がり、安くなります。
市場に流れる数が増えれば増えるほど、価値は下がります。
その為、お金を大量に発行する事で
その価値は下がります。
お金の価値が下がるとどうなるのか?
お金の価値が下がると、物価が上がります。
物価が上がる事を、インフレ(インフレーション)と言います。
例えば
物価が300倍になったらどうなるのか?
100円のパンを購入しようと思っても100円で買えず
買うためには、3万円持っていかないと買えなくなります。
インフレが進むとどうなって行くのか?
現在の日本円は?
2013年から、日銀はこれまでにない規模でお金を発行しており
マネタリーベースを拡大しています。
マネタリーペースとは
日本銀行券発行高と貨幣流通高と日本銀行当座預金残高の3つを合計したもの
要するに、円が市場にどのくらい流れているか!
2019年6月の資金供給量は、前年同月比4.0%増
512兆9912億円と過去最高
2019年6月末の残高は523兆2198億円
2013年から大量に円が増えています。
ただ、物価はと言うと・・・
物価は上がってません。
何故でしょう?? 少し考えてみてください!
この状態で、「財政赤字は問題ない」っと
MMTを進めて行くと・・・どこかで膨れ上がった風船が破裂してしまいます。
一度、インフレが進み出したら
止めることは、とても難しくなってしまいます。
そうでなくても、
これから先、もしも!が起こる可能性があります。
最悪な事が起こったとしても
自分自身や周りの大切な人、パートナー、子供や家族を守れる!
その準備は進めておく事が大切です。
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